家計簿 収入 書き方
家計簿の収入はどう書く?手取りで書く理由と給料・賞与・副収入の記録方法
家計簿の収入は手取りで書くのが基本です。額面で書くと毎月ずれが生まれる理由、給料・賞与・副収入・返金の書き分け、収入を記録するタイミング、収入を書かず支出だけで続ける運用まで整理しました。
家計簿の収入の書き方は、「手取りの金額を、振り込まれた日に1行だけ書く」で足ります。額面ではなく手取りにするのが肝心で、ここを間違えると、毎月使えるお金を多く見積もってしまいます。
このページでは、手取りで書く理由を数字の例で示したうえで、給料・賞与・副収入・返金の書き分け、収入を書かない運用が向く人まで整理します。
収入は手取り額を、振り込まれた日に書く
書くことは3つだけです。日付(振り込まれた日)、金額(手取り)、収入元(給与や賞与など)。メモ欄があるなら「9月分」と入れておくと、あとで見返したときに迷いません。
支出の記録とくらべて、収入は回数が少ないのが救いです。会社員なら月に1行、ボーナスの月だけ2行。副業や臨時の入金があるときに足すだけで、ひと月の収入は記録し終わります。ここに時間をかける必要はありません。
額面で書くと、毎月5万円の使途不明金が生まれる
額面25万円、手取り20万円の人が、家計簿の収入に25万円と書いたとします。その月の支出を20万円分記録すると、家計簿の上では5万円残っているはずです。ところが口座を見ると、残っていません。
差額の5万円は、税金や社会保険料としてすでに引かれた分です。手元を通っていないお金なので、どうやっても支出としては記録できません。結果として、毎月5万円の使途不明金が家計簿に積み上がります。1年続ければ60万円分、帳尻が合わない状態です。
家計簿は、自分の手元を通るお金だけを映す帳簿だと考えてください。天引きされた分は、給料を受け取る前に会社が納めている分で、自分が使える範囲には入りません。手取りそのものの考え方は手取りからお金を管理する基本にまとめています。
明細のいちばん下にある、実際に振り込まれる金額です。総支給額(額面)との差が、そのまま使途不明金になります。
収入の種類ごとの書き分け
収入は種類ごとに分けておくと、毎月の生活が給料だけで回っているかどうかが見えてきます。
| 収入の種類 | 書く日 | 収入元の例 | メモに残すこと |
|---|---|---|---|
| 毎月の給料 | 振り込まれた日 | 給与 | 何月分か |
| ボーナス | 支給日 | 賞与 | 夏季か冬季か |
| 副業・フリマの売上 | 入金された日 | 副収入 | 手数料を引いた後の額か |
| 返品や立て替えの精算 | 戻ってきた日 | 返金 | 何の返金か |
| 家族からのお金・お祝い | 受け取った日 | おこづかい | 臨時のお金であること |
いちばん分けておきたいのは賞与です。ボーナスを毎月の収入に混ぜると、その月だけ収入が倍近くになり、「うちは月にこれくらい入る」という感覚が狂います。賞与は賞与として別に記録しておけば、毎月の生活費が給料の範囲で収まっているかを判断できます。
副業やフリマの売上は、実際に入金された金額を書いてください。売上から手数料や送料が引かれて振り込まれるので、売った値段を書くと手取りより多くなります。投資の配当や分配金が入ったときも同じで、入金された額を記録します。どの商品を選ぶかという話は家計簿の役目ではないので、ここでは入ってきたお金を記録するだけにとどめます。
天引きされている分はどう扱う?
給与明細の控除欄には、健康保険・厚生年金・雇用保険・所得税・住民税などが並びます。これらは手取りに含まれていないので、家計簿には書きません。収入にも支出にも出てきません。年に1回、明細を見て金額の変化を確認するくらいで足ります。
ひとつだけ扱いに迷うのが、財形貯蓄や社内預金のように、天引きで自分のお金として積み立てられているものです。これは誰かに払った支出ではなく、貯金として増えています。手取りに含まれないので家計簿には出てきませんが、残高は確実に増えています。家計簿とは別のメモに残しておくと、自分の貯金額を少なく見積まずに済みます。
控除の金額や計算のしかたは人によって違います。ここで悩むより、明細の差引支給額をそのまま書くほうが早く、ずれも出ません。
収入を書くタイミングは「入った日」
収入を書くのは、お金が入った日です。見込みの段階では書きません。「今月は副業で3万円入るはず」を先に書くと、入らなかったときに家計簿が現実から離れます。
会社員なら、給料日にまとめてやるのが楽です。振込額を確認して収入を1行書き、その金額を見ながら今月使えるお金を決める。この順番なら迷いません。給料日の作業の流れは給料日にやること5つに手順をまとめています。
入金が月によって変わる働き方なら、入った日に都度書いてください。そのうえで、予算は収入が少なかった月を基準に組んでおくと、波に振り回されません。多く入った月の差額は、貯金や備えに回すとブレが吸収できます。
「支出だけ記録する」運用でもいい人
収入を書かず、支出だけの家計簿でも困らない人はいます。収入が毎月ほぼ同じで、予算額を決めているなら、毎月同じ数字を書く手間を省いても判断は変わりません。家計簿の目的が使いすぎを止めることなら、予算と支出の記録だけで成り立ちます。
反対に、収入が月ごとに変わる働き方の人、給料以外の入金が複数ある人、年間でいくら入ったかを知りたい人は、収入も書いておいたほうが後で助かります。確定申告や翌年の予算づくりのときに、記録があるかどうかで手間が変わります。
書く項目の全体像は家計簿の付け方で整理しています。収入の記録は、そこに月1行足すだけの作業です。
家計簿アプリで収入を記入する方法(シンプル家計簿の場合)
家計簿アプリで収入を記入するときは、「収入を入力」を開いて、手取りの金額と収入元、振り込まれた日を選んで保存します。シンプル家計簿は、銀行やカードと自動でつながらない手入力の家計簿アプリです。収入は「収入を入力」から、金額・収入元・口座・日付・メモを選んで保存します。画面の流れは支出の入力と同じなので、迷うところはありません。
収入元は、給与/賞与/副収入/返金/おこづかい/投資・配当/その他収入が最初から用意されています。足りなければ自分で追加できますし、使わないものはアーカイブできます。迷ったら、給与と賞与と副収入の3つだけ使えば十分です。
口座(支払い方法)も選べるので、給料が入る銀行口座とフリマの売上が入る決済サービスを分けて記録できます。設定で家計簿の開始日を「給料日に合わせる」にしておけば、集計の区切りが給料日からになり、給料日から次の給料日までで家計を見られます。
無料で始められます(広告表示あり・アプリ内課金あり)。まずは今月の手取りを1行書いて、そこから支出を引いていくところから試してみてください。
まとめ
家計簿の収入は、手取りの金額を、振り込まれた日に1行書けば足ります。額面で書くと、天引き分がそのまま使途不明金になり、家計簿と口座の残高が毎月ずれていきます。給料・賞与・副収入・返金は収入元を分けておくと、毎月の生活が給料の範囲で回っているかが見えてきます。収入が一定の人は、予算と支出だけの運用でも構いません。次の給料日に、まず手取りの1行から書き始めてみてください。
よくある質問
家計簿の収入は額面と手取りのどちらで書きますか?
ボーナスは毎月の収入に混ぜて書いてもいいですか?
夫婦の収入はまとめて書きますか?
児童手当や給付金は収入に入れますか?
収入を入れずに支出だけの家計簿でも意味はありますか?
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