家計簿 立て替え 書き方
返金・立て替え・割り勘は家計簿にどう書く?迷いやすい3つのケースの記録ルール
返金があったとき、人の分を立て替えたとき、割り勘で払ったとき、家計簿はどう書くか。支出を打ち消す書き方、立て替えを別カテゴリで管理する方法、自分の負担分だけ書くルールを整理しました。
家計簿での立て替えの書き方は、「自分が実際に負担した金額だけを残す」と決めれば迷いません。返金はもとの支出を打ち消し、割り勘は自分の分だけ書く。この2つのルールで、ほとんどの場面は片づきます。
このページでは、返金・立て替え・割り勘の3つの場面について、どう書けば家計簿と実際の負担が合うのかを、具体的な金額で整理します。
先にルールを決めておけば、毎回迷わない
迷うのは、お金が一度出てから、あとで戻ってくる場面です。レジで払った金額と、自分の負担として残る金額が違うため、どちらを書けばいいのか分からなくなります。
判断の軸はひとつです。その家計簿で知りたいのは、自分が使った金額なのか、口座から出た金額なのか。前者なら負担分だけを残し、後者なら出ていった分と戻ってきた分の両方を書きます。
家計簿を使いすぎの歯止めにしたい人は、前者で構いません。カードの引き落とし額と家計簿をきっちり合わせたい人は、後者になります。記録する項目の基本は家計簿の付け方にまとめています。
ケース1:返金があったとき
返品して1,800円戻った、予約をキャンセルして代金が戻った、二重に引き落とされた分が返ってきた。返金の書き方は、月をまたぐかどうかで変わります。
同じ月のうちに戻ってきたなら、もとの支出を書き直すのがいちばんきれいです。全額戻ったなら記録を削除し、一部なら金額を実際に払った額に直します。月の合計が最初から正しくなるので、あとで悩みません。
月をまたいだ場合は、収入の「返金」として書いてください。8月の支出が9月に戻ってきたとき、8月の記録を書き換えると、すでに締めた月の数字が動きます。振り返りの前提が変わってしまうので、戻ってきた月の収入として受け止めるほうが素直です。収入の書き方そのものは家計簿の収入はどう書く?にまとめています。
同じ月なら支出を直す、月をまたいだら収入の返金にする。これだけ決めておけば、返金のたびに考え込まずに済みます。
ケース2:立て替えたとき(あとで戻ってくるお金)
会社の経費を自分のカードで払った、家族の分をまとめて払った、友人のチケット代を先に買った。あとで戻ってくるお金は、自分の支出ではありません。
ここで食費や交通・通信に入れてしまうと、その月の費目が実態より膨らみます。翌月に精算されても、先月の食費は膨らんだままです。月ごとに食費を見比べている人は、ここで数字が崩れます。
すっきりするのは、支出のカテゴリに「立て替え」を作る方法です。払った時点では立て替えとして記録し、戻ってきたら収入の「返金」で打ち消します。立て替えカテゴリの合計が、そのまままだ戻っていない金額になります。
自分の口座から現金を引き出しただけでは支出にならない、という考え方と同じ筋です。お金の置き場所が動いただけで、使ったわけではありません。出金の扱いはATMで下ろしたお金の書き方で整理しています。
ケース3:割り勘で払ったとき(自分の分だけ書く)
4人の飲み会で、合計12,000円をカードでまとめて払ったとします。あとで3人から3,000円ずつ受け取るので、自分の負担は3,000円です。
| 場面 | よくある書き方 | 実態と合う書き方 |
|---|---|---|
| 12,000円をカードで払った | 食費に12,000円 | 立て替えに12,000円 |
| 3人から3,000円ずつ受け取った | 何も書かない | 収入の返金に9,000円 |
| 家計簿に残る自分の負担 | 12,000円(多すぎる) | 3,000円(実際の負担) |
左の書き方だと、その月の食費が9,000円多く記録されます。飲み会が月に何回かあると、食費の集計が当てにならなくなります。
もっと手間の少ない方法もあります。最初から自分の負担分3,000円だけを食費として書き、残り9,000円は家計簿に書かない。カードの引き落とし額とはずれますが、自分が使った金額は正しく残ります。立て替えた分を追いかけたくない人には、こちらのほうが続きます。
送金する側に回ったときは単純です。受け取った人に3,000円を送ったら、それを食費として書くだけで終わります。
「立て替え」カテゴリを作るとスッキリする
立て替えを専用のカテゴリにまとめると、3つのことが同時に片づきます。食費や教養・娯楽の集計が汚れない。まだ戻っていない金額が合計で分かる。戻ってきたときに打ち消す相手がはっきりする。
メモ欄には「誰の」「何の」立て替えかを残してください。3か月前の1万円が誰の分だったか、記憶だけで思い出せる人はいません。日付と名前が残っていれば、精算の話もしやすくなります。
細かい金額は追わなくて構いません。数百円の立て替えまで記録すると、手間のほうが大きくなります。「3,000円以上は立て替えとして書く、それ未満は自分の支出にしてしまう」のように線を引いておくと迷いません。カテゴリを増やしすぎない範囲で、よく起きる立て替えだけに枠を用意するのがちょうどよい落としどころです。
戻ってこなかった立て替えはどうする?
数か月たって、戻る見込みがなくなることもあります。そのときは、立て替えカテゴリから本来の費目に書き換えて締めてください。飲み会の分なら教養・娯楽、贈り物なら自分が贈答に使っている費目に移します。自分が負担したお金として記録に残せば、帳簿に宙ぶらりんの金額が残りません。
書き換える時期は、半年ごとや年末など、自分の区切りで決めておくと楽です。立て替えカテゴリの合計を確認して、残っているものを1件ずつ処理します。金額の大きいものだけ相手に確認し、小さいものは自分の支出として閉じる。この線引きで足ります。
宙ぶらりんの金額を放っておくと、家計簿の数字が信用できなくなります。「この合計には戻ってくるお金が混ざっているはず」という状態では、振り返っても判断できません。締めるところまでをひと続きの作業にしてください。
シンプル家計簿での記録例
シンプル家計簿は、金額とカテゴリを選んで保存する手入力の家計簿アプリです。支出のカテゴリは追加できるので、「立て替え」を自分で作れます。収入の側には最初から「返金」が用意されているので、戻ってきたお金はそのまま打ち消せます。
保存した記録は「支出の詳細」から編集も削除もできます。同じ月のうちに返金があったときに、もとの金額を直す書き方にも対応できます。メモ欄に相手と用途を残しておけば、数か月後でも何の立て替えか分かります。
口座(支払い方法)も選べるので、どのカードで立て替えたかが記録に残ります。現金・クレジットカード・QRコード決済・電子マネーなどを分けて登録できるため、引き落とし口座の確認もしやすくなります。
無料で始められます(広告表示あり・アプリ内課金あり)。まずは直近の立て替えを1件、思い出せる範囲で書いてみてください。
まとめ
返金・立て替え・割り勘は、「自分が実際に負担した金額を残す」と決めておけば迷いません。返金は同じ月なら支出を直し、月をまたいだら収入の返金として書きます。立て替えは専用のカテゴリにまとめ、戻ってきたら返金で打ち消す。割り勘は自分の負担分だけを費目に残す。細かい金額は追わず、自分で線を引いてください。このルールを決めた日から、レジのあとで悩む時間がなくなります。
よくある質問
返金は収入として書いてもいいですか?
立て替えたお金が数か月戻ってこないときはどうしますか?
割り勘でカード払いをまとめて立て替えたときの書き方は?
細かい立て替えは無視してもいいですか?
会社の経費を自分のカードで払った分はどう書きますか?
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