奨学金 返済 家計簿
奨学金の返済を家計簿でどう管理する?毎月の返済を無理なく続けるコツ
奨学金の返済を家計簿で管理する方法を解説。返済額を固定費として先に確保する考え方、家計簿への書き方、引き落とし日と口座残高を確認する習慣、完済までの見通しの立て方、返済がきついときの相談先までまとめました。
奨学金の返済を家計簿で管理するコツは、返済額を家賃やスマホ代と同じ「固定費」として扱い、給料が入った時点で先に確保して、残ったお金で生活する形にしておくことです。
このページでは、家計簿への書き方、引き落とし日の前に残高を確認する習慣、完済までの見通しの立て方、そして返済が苦しくなったときに確認したい相談先までをまとめました。
返済額は「固定費」として最初に確保する
返済がしんどく感じる家計には、共通の形があります。返済を「月末に残ったお金から払うもの」として扱っていることです。生活費を使ったあとの残りで払おうとすると、引き落とし日が近づくたびに口座の残高が心配になり、毎月同じ不安を繰り返します。
順番を逆にします。給料が入ったら、家賃・スマホ代・保険料と並べて返済額も先に確保する。残った金額で生活する。これだけで、返済は「毎月やりくりするもの」から「もう済んでいるもの」に変わります。
たとえば手取り20万円で返済が1万5,000円なら、手取りの7.5%です。家賃6万円、通信費8,000円、保険4,000円を足すと固定費は8万7,000円で、手取りの4割あまり。この枠の中に返済が入っていれば、家計としては回ります。固定費が手取りの何割までなら無理がないかは固定費は手取りの何割が目安?にまとめました。
**返済額は削れない支出です。**だからこそ、削れる支出よりも先に場所を確保しておく。社会人になって最初に整えたい習慣のひとつです。
家計簿への書き方|カテゴリと支出タイプの選び方
返済は「出ていくお金」として支出に記録します。借りたお金が減る行為なので貯金に近い感覚もありますが、家計簿では支出として扱うほうが、口座から実際に出る金額と記録が一致します。
シンプル家計簿で入力する場合、選ぶものは次のとおりです。
| 入力項目 | 選ぶもの・入れるもの |
|---|---|
| 金額 | 毎月の返済額(引き落とされる金額) |
| カテゴリ | 初期設定の「その他」、または自分で追加した「奨学金」 |
| 支出タイプ | 固定費 |
| 口座 | 引き落としに使っている銀行口座 |
| メモ | 奨学金返済(◯年◯月分)など |
初期カテゴリに奨学金の項目はないので、「その他」に入れてメモで区別するか、カテゴリ管理から「奨学金」を追加します。返済は何年も続くので、専用のカテゴリを作っておくと、1年でいくら返したかが後から見えます。
支出タイプで固定費を選ぶと、その入力内容から毎月の定期支払いを作る設定が使えます。登録しておけば毎月の入力を省けるうえ、終了日に完済予定の月を入れておくこともできます。
引き落とし日の前に残高を確認する習慣
返済は口座から自動で引き落とされます。自動なので手間はかかりませんが、そのぶん残高の確認を忘れやすくなります。
確認するタイミングは2つあれば足ります。給料が入った日に、今月出ていく固定費の合計を確認する。そして引き落とし日の前日に、口座の残高がその金額を超えているかを見る。引き落とし日が給料日より前に来る月は、特に気をつけてください。
残高が足りず引き落としができなかったときの取り扱いは、契約の内容によって異なります。そのままにしておくと延滞の扱いになることもあるため、気づいた時点で届いている案内を読み、書かれたとおりに対応してください。毎月の引き落とし全体をまとめて管理する手順は毎月の支払いを管理する方法でくわしく説明しています。
シンプル家計簿で定期支払いを登録しておくと、固定費リマインダーが、支払いが近づいたことを知らせてくれます。通知を受け取る設定にしておけば、残高の確認も忘れにくくなります。
残りの回数と完済の時期を把握しておく
毎月の返済額だけを見ていると、いつ終わるのかが分からず、気持ちが重くなりがちです。貸与を受けた機関から届く返済予定表には、返す総額、毎月の額、回数、完済予定の年月が書かれています。一度目を通して、「あと何回」を数字で知っておいてください。
奨学金には無利息のものと利息がつくものがあり、種類によって返す総額は変わります。自分がどちらなのかは、予定表や貸与を受けた機関の案内で確認できます。
家計簿に残高そのものを入れる必要はありません。ただ、定期支払いの終了日に完済予定の月を入れておくと、設定を開くたびにゴールが目に入ります。在学中から記録の習慣をつけておきたい人は大学生の家計簿のつけ方もあわせてどうぞ。
毎月の確認は口座残高だけで足ります。そのうえで年に1回、返済予定表を開いて残りの回数を見ておくと、転職や引っ越しで家計が変わるときや、繰り上げ返済を考えるときに判断しやすくなります。
返済がきついと感じたときに知っておきたいこと
収入が下がったり、病気や失業で返せなくなることは誰にでも起こり得ます。こうした場合に備えて、毎月の返済額を減らす仕組みや、返済を先延ばしにする仕組みが用意されています。減額返還、返還期限猶予といった名前で案内されているものです。
ただし、対象になる条件や必要な書類、申請の方法は制度ごとに決まっており、このページで判断できるものではありません。日本学生支援機構など、貸与を受けた機関の公式サイトと窓口で確認してください。早めに相談するほど、選べる道は多くなります。
繰り上げ返済についても、一般的な考え方だけ触れておきます。利息がつくタイプなら、早く返した分だけ支払う利息の総額は少なくなります。一方で、手元の現金は減ります。急な出費に備えるお金や、近くに控えている大きな支出(引っ越し、結婚、家電の買い替えなど)があるなら、そちらを確保するほうが生活は安定します。どちらを選ぶかはご自身の状況次第なので、手続きの内容を貸与を受けた機関の案内で確かめたうえで決めてください。
返せないと感じたときに避けたいのは、連絡をしないまま滞納を続けることです。延滞が続くと、延滞金が加わったり、信用情報に記録が残ったりすることがあります。払えない事情があるなら、期限が来る前に貸与を受けた機関へ相談してください。
まとめ
奨学金の返済を無理なく続けるコツは、返済額を固定費として扱い、給料が入った時点で先に確保することです。家計簿には支出として記録し、支出タイプは固定費、カテゴリは「その他」か自分で追加した「奨学金」。定期支払いを登録しておけば毎月の入力もいりません。残高の確認は給料日と引き落とし日の前日の2回で足ります。返済が苦しくなったときは、自分だけで判断せず、貸与を受けた機関に早めに相談してください。
よくある質問
奨学金の返済は家計簿の何費ですか?
繰り上げ返済はしたほうがいいですか?
返済額を減らす方法はありますか?
ボーナス月に多めに返しても大丈夫ですか?
返済を家計簿に入れると毎月赤字になります。どうすればいいですか?
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