大学生 家計簿
大学生の家計簿のつけ方|バイト代と仕送りをシンプルに管理する方法
大学生向けに、バイト代・仕送り・奨学金と支出をシンプルに管理する家計簿のつけ方を解説。収入が月で変わるときの予算の決め方、飲み会やサークルの出費の扱い、続けやすい記録ルールをまとめました。
大学生の家計簿は、バイト代と仕送りを足した金額から家賃やスマホ代などの固定の支出を引き、残った金額をその月の「使えるお金」として決めてしまえば、それだけでほぼ完成します。
このページでは、収入の書き方、支出の分け方、バイト代が月ごとに変わるときの予算の決め方、そして三日でやめないためのルールをまとめました。一人暮らしでも実家暮らしでも、同じやり方で使えます。
大学生の家計簿は「使えるお金」を先に決めるだけでいい
社会人向けの解説を読むと、費目を10個に分けて、予算を立てて、月末に集計して——と手順が多く感じます。学生の家計はもっと単純です。入ってくるお金の種類が少なく、毎月決まって出ていくものもほぼ固定だからです。
やることは3つ。今月入ってくる金額を出す。毎月決まって出ていく金額を引く。残りを「今月使えるお金」と決めて、その中でやりくりする。これだけで赤字になりません。
たとえば、バイト代4万円と仕送り5万円で合計9万円。家賃4万5,000円、スマホ代3,000円、サブスク1,000円で合計4万9,000円。残りは4万1,000円です。この4万1,000円で、食費も交際費も遊びもまかなう——それが今月の上限になります。
記録するのは、この上限の中で何にいくら使ったか。金額とカテゴリだけで足ります。書く項目や費目の分け方をもう少し知りたい方は家計簿の付け方もあわせてどうぞ。
収入の書き方|バイト代・仕送り・奨学金
収入は、実際に手元に入る金額で書きます。バイト代なら、税金などが引かれたあとの振込額です。シフトの時間から計算した見込みではなく、通帳やアプリで確認できた金額を使ってください。
種類ごとの扱いは次のように整理できます。
| 収入の種類 | 書き方 | 気をつけること |
|---|---|---|
| バイト代 | 振り込まれた金額で、振込日に記録 | 月ごとに増減するので見込みでは書かない |
| 仕送り | 受け取った金額で、受け取った日に記録 | 現金で手渡しされた分も忘れずに |
| 奨学金 | 振り込まれた金額で記録 | 貸与型は卒業後に返すお金 |
| 臨時の収入 | もらった月だけ記録 | 毎月あるものとして予算に入れない |
シンプル家計簿で収入を入力するときは、収入元を選びます。初期設定にあるのは給与/賞与/副収入/返金/おこづかい/投資・配当/その他収入の7つなので、バイト代は「給与」、仕送りは「おこづかい」か「その他収入」にしておくと迷いません。しっくりこなければ、あとから自分で追加もできます。
貸与型の奨学金は、卒業後に返していく借入です。毎月の生活では入ってくるお金として扱って差し支えありませんが、借りている総額と返済が始まる時期は早いうちに確認しておいてください。制度の内容や条件、手続きは、貸与を受けている機関の公式情報で確認できます。
支出は5つに分ければ足りる
費目を細かくすると入力が面倒になり、たいてい1週間でやめます。学生の支出は、次の5つで十分に見えます。
住まい(家賃・水道光熱費)、食費(自炊・学食・コンビニ)、交際費(飲み会・サークル・友人との外出)、交通・通信(定期代・スマホ)、その他(教材・衣服・娯楽)。
この5つのうち、家賃とスマホ代はほぼ動きません。実際に毎月変わるのは食費と交際費、そしてその他だけ。つまり、気にすべき費目は3つに絞られます。
シンプル家計簿の初期カテゴリは食費/住居/光熱・水道/交通・通信/教養・娯楽/その他などなので、飲み会は「教養・娯楽」に入れるか、「交際費」を自分で追加してください。一人暮らしの場合の金額の目安は一人暮らしの生活費の平均と内訳の目安が参考になります。
月によってバイト代が変わるときの予算の決め方
テスト期間でシフトを減らした月と、長期休みにたくさん入った月では、収入が倍近く違うこともあります。ここで多い月を基準に生活を組むと、少ない月に足りなくなります。
予算は、いちばん少なかった月の収入を基準に決めます。直近3か月のバイト代が3万円・5万円・6万円なら、3万円で回る予算を組む。多く入った月の差額は、その月に使い切らずに残しておけば、シフトを減らした月の埋め合わせになります。
シンプル家計簿には今月の予算を設定する項目があり、入れておくとホーム画面に「今月の残り」が出ます。数字を1つ決めるだけで、使っていいお金が毎日見えます。バイト代の振込日が月の途中なら、家計簿の開始日を給料日に合わせる設定に変えると、振込から振込までの区切りで管理できます。
飲み会・サークル・旅行の出費はどう扱う?
学生の家計でいちばん読みにくいのが交際費です。毎月ある飲み会と、年に数回の合宿や旅行を同じ枠に入れると、合宿があった月だけ大赤字に見えます。
ここも分け方は同じで、毎月あるものと年に数回のものです。飲み会やカラオケは毎月の変動費、サークルの合宿・旅行・帰省の交通費・前期後期の教科書代は特別費として扱います。シンプル家計簿は入力時に支出タイプ(固定費・変動費・特別費)を選べるので、合宿費は特別費にしておけば毎月の変動費と混ざりません。
年に数回の出費は、金額が分かっているものから先に見積もっておくと慌てません。帰省が年2回で1回1万5,000円なら年3万円、教科書代が年2回で1回1万円なら年2万円。合わせて5万円を12か月で割れば、月4,000円ちょっと。この分を毎月よけておく、という発想です。
続けるための2つのルール
学生が家計簿をやめる理由は、だいたい2つに絞れます。入力をためること、そして1円単位で合わせようとすることです。
1つめのルールは、1日1回、その日のうちに入れること。寝る前にスマホを触るタイミングで、使った分の金額とカテゴリを入れるだけ。1件10秒ほどで終わります。シンプル家計簿には毎日21時の入力リマインダーがあり、通知をオンにしておけば忘れにくくなります。ホーム画面に「連続◯日記録中」と出るので、記録が途切れていないかもひと目で分かります。
2つめのルールは、レシートをためないこと。入力が終わったら捨てます。シンプル家計簿はレシートの自動読み取りには対応していないので、金額は手で入れます。数秒の手間ですが、今日これに使ったなと振り返るきっかけにもなります。
月末に現金の残高と家計簿がぴったり合わなくても、家計簿としては十分に役に立っています。目的は1円まで合わせることではなく、何にいくら使っているかをつかむこと。数百円のずれは気にせず進めてください。
家計簿アプリを使うなら何を見るか
ノートでも続けられますが、集計を自分でやる手間が残ります。アプリなら入力した分が自動でまとまります。学生が選ぶときに見ておきたいのは3つです。
登録がいらないか。メールアドレスやアカウント登録が必要だと、始める前に面倒になります。無料で始められるか。そして、入力が速いか。毎日触るものなので、1件に30秒かかる作りだと続きません。
シンプル家計簿は、アカウント登録もメールアドレスもいらず、入れたその日から使えます。データは端末の中に保存され、銀行口座やカードとはつなぎません。PayPayのようなQRコード決済やSuicaなどの電子マネーも、支払い方法として自分で登録して記録できます。
スマホを友人に貸すことがある人には、アプリロックも使えます。4桁のPINを設定すれば、家計簿の中身は見えません。ホーム画面のウィジェットに「今月の残り」を出しておけば、アプリを開かなくても使えるお金が分かります。無料で始められます(広告表示あり・アプリ内課金あり)。アプリをダウンロードして、まずは今月の支出から入れてみてください。
まとめ
大学生の家計簿は、収入を足して、固定の支出を引いて、残りを今月の上限にする。この3ステップだけで形になります。費目は5つ、記録は1日1回、レシートは入れたら捨てる。バイト代が月で変わるなら、いちばん少なかった月を基準に予算を組めば足りなくなりません。まずは今月の「使えるお金」を1つの数字にして、そこから始めてみてください。