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貯金は家計簿にどう書く?支出扱いにする方法と残高を混ぜない管理

貯金は家計簿にどう書くか。先取り貯金を支出として書く方法と、口座間の移動として家計簿に書かない方法の違い、貯金の残高を家計簿と分けて管理する理由、取り崩した月の書き方までまとめました。

約5分
家計簿の横に貯金箱を置いて貯金額を書き込むイメージ

家計簿での貯金の書き方は、先取りした分を「支出」として書くのがいちばん続きます。自分の口座に移すだけなので厳密には支出ではありませんが、こう書いておくと、その月に使えるお金が正しく減って見えます。

このページでは、貯金を支出として書く方法と、家計簿には書かずに予算で調整する方法を並べ、どちらを選ぶかの判断、取り崩したときの書き方まで整理します。

先取り貯金は「支出」として書くと続く

手取り20万円の人が、給料日に3万円を貯金用の口座へ移したとします。この3万円を家計簿に書かないと、家計簿の上では20万円まで使えることになります。実際に生活へ回せるのは17万円です。

この3万円のずれが、月末の「思ったより足りない」を生みます。貯金を支出として書いておけば、残りは最初から17万円として計算されます。使えるお金が先に減るので、貯金が先で生活費が後という順番が、家計簿の中でも守られます。

先取り貯金そのものの始め方は先取り貯金のやり方にまとめています。ここから先は、それを家計簿にどう書くかの話です。

方法1:貯金を支出のカテゴリとして書く

支出のカテゴリに「貯金」を作って、移した金額をそのまま記録します。

9月25日に3万円を移したなら、日付は25日、カテゴリは貯金、金額は30,000円、支出タイプは固定費。家賃や通信費と同じ並びに貯金が入ります。毎月決まって出ていくお金という点では、固定費と同じ性質のお金です。

この書き方の良いところは、予算から自動的に引かれることです。今月の予算を手取りのまま設定しておいても、残り予算は貯金を引いた金額になります。毎月いくら貯められたかも、カテゴリ別の集計でそのまま追えます。

気をつけたいのは、支出の合計に貯金が混ざる点です。「今月の支出は20万円」と出たとき、そのうち3万円は貯金です。生活費としての支出を見たいときは、貯金の分を差し引いて考えてください。

固定費に置くと削られにくくなります

貯金を家賃や通信費と同じ固定費に置くと、削る候補のいちばん後ろに回ります。変動費に入れると、苦しい月にいちばん先に削られます。

方法2:口座間の移動として、家計簿には書かない

自分の口座から自分の口座へ移しただけで、お金は減っていない。この考え方で、家計簿には何も書かない方法もあります。帳簿としては、こちらのほうが素直です。

ただし、書かないなら予算のほうで調整します。手取り20万円で3万円貯金するなら、今月の予算は17万円に設定します。こうすれば、残り予算は方法1と同じ数字になります。

支出の合計が「本当に使ったお金」だけになるので、前の月との比較が読みやすくなります。一方で、貯金額を変えたら予算も直す、という手間が残ります。予算の設定を忘れると、使えるお金を3万円多く見たまま月が進みます。

どちらを選ぶ?目的別の判断

やりたいこと向く方法予算の決め方
使いすぎを止めたい支出として書く手取りをそのまま予算にする
生活費の増減を正確に見たい家計簿に書かない手取りから貯金額を引いて予算にする
貯められた月を記録に残したい支出として書く手取りをそのまま予算にする
入力の手間を減らしたい家計簿に書かない予算を一度決めて据え置く

どちらが正しいということはありません。ただ、途中で方法を変えると前後の月が比べられなくなります。変えるなら、月の区切りか年の変わり目にしてください。収入の側をどう書くかで迷っている人は、家計簿の収入はどう書く?もあわせて読むと、手取りと予算の関係が整理できます。

貯金残高は家計簿とは別で管理する

家計簿が得意なのは、ひと月にいくら入っていくら出たか、という流れの記録です。いま手元にいくらあるか、という残高の管理は別の仕事になります。

この2つを混ぜると、家計簿が重くなります。残高まで家計簿で合わせようとすると、利息や端数の照合を抱えることになり、数字が1円合わないだけで手が止まります。やめる理由を自分で作ってしまう形です。

役割を分けてください。毎月の貯金額は家計簿で、合計の残高は通帳や銀行のアプリで。残高の確認は月に1回で足ります。目標額までの残りをどう追うかは貯金の目標額の決め方で整理しています。

貯金を取り崩したときの書き方

家電が壊れた、車の修理が必要になった。貯金から5万円を戻して払う月は、誰にでもあります。書き方は3つあります。

ひとつめは、何も書かずに使った先だけを支出として記録する方法です。修理代5万円を「その他」や「家具・家事用品」で書きます。その月は支出が予算を超えますが、それが事実です。メモに「貯金から」と残しておけば、あとで見返したときに理由が分かります。

ふたつめは、取り崩した5万円を収入の「その他収入」として書き、使った先も支出として書く方法です。収支はぴったり合いますが、その月の収入が実際より多く見えます。年間の収入を集計している人は、給料とは別の収入元にしておいてください。

みっつめは、同じ月に積立もしているなら差額だけを書く方法です。3万円積み立てて1万円取り崩したなら、貯金の支出は2万円と書きます。行が1本で済むので、方法1で書いている人にはこれがいちばん軽くなります。

取り崩す月が続くようなら、書き方の問題ではありません。家電の買い替えや車検、旅行のように時期がある程度読める出費は、毎月の生活費とは性質が違うお金です。こうした分は特別費として別に積んでおくと、貯金そのものを崩さずに済みます。

シンプル家計簿での記録例

シンプル家計簿は、金額とカテゴリを選んで保存する手入力の家計簿アプリです。支出のカテゴリは自分で追加できるので、「貯金」を作って方法1の書き方ができます。

入力のときに支出タイプで固定費を選ぶと、「固定費の定期支払いを自動作成」のトグルが使えます。これをオンにすると毎月の貯金が定期ルールとして登録され、翌月からはリマインドが届くか、取引が自動で作られます。毎月手で入れる手間が省けます。

口座(支払い方法)に貯金用の銀行口座を登録しておけば、どこへ移したかも記録に残ります。カテゴリ別の割合は無料のレポートで確認できます。固定費・変動費・特別費の内訳や前の月との比較は、プレミアムの詳細レポートに含まれる機能です。

無料で始められます(広告表示あり・アプリ内課金あり)。まずは今月の貯金額を1行書いて、残り予算がどう変わるか見てみてください。

まとめ

貯金の書き方は、支出として書くか、書かずに予算で調整するかの2択です。どちらでも家計の実態は同じですが、使いすぎを止めたいなら支出として書くほうが分かりやすく、生活費の増減を追いたいなら書かないほうが読みやすくなります。貯金の残高は家計簿とは別に置き、通帳や銀行のアプリで月に1回確認すれば足ります。取り崩した月は無理に収支を合わせず、メモに理由を残してください。次の給料日に、先に移す金額を決めて1行書いてみましょう。

よくある質問

貯金を支出にすると家計簿が赤字に見えませんか?
収入と支出だけを見比べると、貯金した分が支出に乗るので、手元に残る金額は少なく見えます。ただ、生活に使えるお金は本当にその分減っています。見かけの赤字が気になるなら、貯金は家計簿に書かず、予算を「手取りから貯金額を引いた金額」に設定する方法に切り替えてください。どちらでも家計の実態は同じです。
貯金のカテゴリ名は何にすればいいですか?
「貯金」だけで十分です。目的が複数あるなら「貯金(旅行)」「貯金(車)」のように目的を足すと、あとで見返したときに分かります。ただし名前を増やすほど入力のたびに迷うので、多くても3つくらいに抑えると続けやすいです。シンプル家計簿では支出のカテゴリを自分で追加できます。
積立の投資も貯金として書きますか?
毎月決まった額が出ていくという点では同じなので、家計簿では貯金と同じ枠で書いてもお金の流れはつかめます。ただし値動きのあるものは、積み立てた合計と今の評価額が一致しません。家計簿には出ていった金額だけを書き、残高は各サービスの画面で確認する形に分けておくと混乱しません。
目標額までの残りを家計簿で管理できますか?
家計簿が得意なのは毎月の出入りの記録で、積み上がった残高の管理は別の作業になります。毎月の貯金額を支出として記録しておけば、月ごとにいくら貯められたかは家計簿で追えます。合計の残高は通帳や銀行のアプリで月に1回確認し、目標までの残りはそこで見るほうが手間が少なくて済みます。
貯金を崩した月は家計簿をどう締めますか?
崩した金額を収入に書かない場合、その月は支出が予算を超えます。それが事実なので、無理に収支を合わせなくて構いません。メモに「貯金から」と残しておけば、あとで見返したときに理由が分かります。崩す月が続くようなら、予算ではなく特別費の積み立て方を見直す合図だと考えてください。
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