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車の維持費は月いくら?家計簿で管理する費目と年間の見通しの立て方

車の維持費を月額に換算して家計簿で管理する方法。ガソリン・駐車場・保険・税金・車検など費目の一覧、毎月の費目と年に1回の費目の分け方、年間の見通しを立てて積み立てるコツをまとめました。

約4分
車の鍵と維持費の明細を家計簿にまとめるイメージ

車の維持費を家計簿で管理するコツは、ガソリンのように毎月出ていくお金と、車検や税金のように年に数回だけ出ていくお金を分けて、後者は年間の合計を12で割って毎月積み立てることです。

このページでは、維持費に含まれる費目の一覧、年間の見込みを月額に換算する計算、そして家計簿での記録のしかたをまとめました。「車検の年だけ家計が崩れる」を防ぐための整理です。

車の維持費は「毎月出るお金」と「年に数回出るお金」に分かれる

車にかかるお金が読みにくいのは、出ていくタイミングがばらばらだからです。

ガソリン代は週に1〜2回、駐車場代は毎月、自動車税は年に1回、車検は2年に1回。間隔の違うものを「車の費用」とひとまとめにすると、月ごとの支出が大きく上下します。車検と税金が重なった月だけ数万円ふくらみ、その月の家計簿を見て落ち込む——という流れは、維持費を分けていない家計でよく起こります。

分け方は単純です。毎月必ず出ていくものと、年に数回だけ出ていくものの2つに仕分けます。前者はその月の支出として普通に記録し、後者は出ていく前から少しずつよけておく。これだけで、月の家計簿が車に振り回されなくなります。

維持費の費目一覧と、家計簿での分け方

まず、自分の車にかかっている費目を全部並べます。代表的なものを、出ていくタイミングと家計簿での分類でまとめました。

費目出ていくタイミング家計簿での分類
ガソリン代給油するたび変動費
駐車場代(月極)毎月固定費
任意保険月払いなら毎月/年払いなら年1回固定費または特別費
自動車税年1回特別費
車検・法定点検2年ごと(新車の初回は3年)特別費
タイヤ・バッテリー・オイル交換数か月〜数年ごと特別費
高速代・コインパーキング使ったとき変動費
ローンの返済毎月固定費

迷いやすいのは任意保険です。月払いにしているなら毎月同じ額が出ていくので固定費、年払いにしているなら年に1回の大きな出費なので特別費として扱うと、記録と実感が合います。固定費と変動費の線引きそのものに迷うときは固定費と変動費の違いと分け方も参考にしてください。

税額や保険料は「自分の書類の金額」で

自動車税の額は車種や用途、初度登録からの年数によって変わり、任意保険の金額は契約内容や運転する人の条件で変わります。一般的な相場をあてはめるより、毎年春ごろに届く納税通知書と、保険証券や更新の案内に書かれた金額をそのまま使ってください。

年間の維持費を月額に換算してみる

費目がそろったら、1年分を合計して12で割ります。ここで出た数字が、車に毎月かかっている本当の金額です。

計算の形は次のようになります。金額は例なので、ご自分の書類の数字に置き換えてください。

区分年間の金額月あたり
毎月出ていくもの(ガソリン・駐車場)26万4,000円2万2,000円
年に数回出ていくもの(税金・車検・保険・整備)12万円1万円
合計38万4,000円3万2,000円

この例では、毎月の支出として出ていくのは2万2,000円ですが、実際には月3万2,000円かかっています。差の1万円が、先によけておきたい金額です。

よけ方は2つあります。ひとつは、生活費の口座とは別の口座に毎月1万円を移しておく方法。もうひとつは、家計簿の予算の中に車の積み立て分の枠を取り、使わずに残す方法です。口座を分けるほうが手はかかりますが、うっかり使ってしまうことは減ります。年に数回の大きな出費への備え方は特別費とは?年に数回の大きな出費を家計簿で管理する方法でくわしく説明しています。

家計簿への記録は支出タイプで分ける

シンプル家計簿は、支出を入力するときにカテゴリと一緒に支出タイプ(固定費・変動費・特別費)を選べます。車の費目は、さきほどの表のとおりに選んでいけば分類が終わります。

カテゴリは初期設定の「交通・通信」にまとめてもかまいませんが、車にかかるお金だけを追いかけたいなら、カテゴリ管理から「車」を追加しておくと集計が見やすくなります。どちらにしても、メモに「ガソリン」「車検」「タイヤ交換」と一言入れておくと、あとで見返したときに何に使ったかが分かります。

駐車場代やローンのように毎月同じ額が出ていくものは、固定費を選んだときに使える定期支払いの設定に登録すると、毎月の入力そのものを省けます。金額が変わったときだけ直せばよいので、手間はほとんどかかりません。

支払い方法も口座として登録できます。ガソリンはクレジットカード、コインパーキングは現金、と分けて記録すれば、カードの引き落とし額の内訳も追えるようになります。

維持費が高いと感じたときに見る順番

減らしにくいものから手をつけると疲れるだけなので、金額が大きくて手間の少ないものから確認します。

  1. 駐車場代:月極の契約は金額が大きく、一度見直せば効果が毎月続きます。近隣の相場を調べて、少し歩く場所に替えると下がることがあります
  2. 任意保険:更新の案内が届いたら、補償の内容と金額を読み返します。ただし補償を削るのは、万一のときの負担が増えるという意味です。変える前に、何が必要かを契約先に確認してください
  3. ガソリン代:走る距離が減れば下がります。近所の買い物を歩きや自転車に替える、用事をまとめて済ませる、といった工夫です
  4. 車に乗る回数そのもの:月に数回しか乗らないなら、維持費の合計と他の移動手段にかかる費用を並べて比べてみる価値があります

順番を決めておくと、なんとなく節約する状態から抜け出せます。どれも一度で終わる作業なので、今月は1つだけ、と決めて進めてください。固定費全体の見直し方は固定費の見直しで毎月の支出を減らす方法も参考になります。

まとめ

車の維持費は、毎月出ていくものと年に数回出ていくものに分け、後者は年間の合計を12で割って積み立てる。これで月ごとの家計簿が安定します。費目をそろえて1年分を合計すれば、車に毎月いくらかかっているかがはっきりします。金額が見えたら、駐車場代から順に見直していく。まずは直近1年分の支払いを書き出して、合計を12で割るところから始めてみてください。

よくある質問

車の維持費は家計簿のどのカテゴリに入れますか?
初期設定のカテゴリを使うなら「交通・通信」にまとめるのが自然です。車にかかるお金だけを追いかけたい場合は、カテゴリ管理から「車」を追加すると、年ごとの合計が見やすくなります。どちらにしても、メモに「ガソリン」「車検」「タイヤ交換」と一言入れておけば、あとで見返したときに内訳が分かります。
車検代はどう積み立てればいいですか?
前回の車検で払った金額を目安に、次の車検までの月数で割ってください。たとえば10万円かかり、次が24か月後なら月およそ4,200円です。生活費の口座とは別の口座に毎月移しておくと、うっかり使ってしまうことが減ります。整備の内容で金額は変わるので、少し多めに見積もっておくと安心です。
ガソリン代は固定費ですか変動費ですか?
変動費です。通勤で毎日乗る人は金額が安定しやすいので固定費のように感じますが、走った距離や給油のタイミングで金額が変わるため、変動費として扱うほうが実態に合います。固定費に入れてしまうと、走行距離が増えた月の変化に気づきにくくなります。
車の維持費の平均はいくらですか?
車種、住んでいる地域、駐車場の有無、年間の走行距離によって大きく変わるため、平均の金額を自分に当てはめても役に立ちにくいです。確実なのは、直近1年分の支払いを書き出して合計し、12で割ること。納税通知書や保険の案内、車検の明細が手元にあれば、30分ほどで自分の金額が出ます。
任意保険は年払いと月払いのどちらが家計簿で管理しやすいですか?
管理のしやすさだけで言えば、月払いは毎月同じ額が固定費として出るので記録が単純になり、年払いは年に1回の特別費として積み立てる形になります。どちらが向くかは、毎月の収支に余裕があるかどうかで変わります。金額や支払い方法の条件は契約先の案内で確認してください。
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