ボーナス 使い道
ボーナスの使い道の決め方|後悔しない配分と優先順位
ボーナスの使い道に迷ったときの決め方を解説。先に引くべき予定支出、ごほうび枠のつくり方、優先順位のつけ方を順番にまとめました。
ボーナスの使い道に迷ったら、まず「使う分・貯める分・備える分」の3つに分けて考えるのがおすすめです。ボーナスはまとまった金額だからこそ、受け取ってから何となく使うと、あっという間になくなりがち。先に枠を決めておくと、楽しみと将来への備えを両立しやすくなります。
このページでは、分ける手順と、どれを先に回すかの優先順位、そして後悔しやすい使い方を紹介します。
ボーナスは「分けてから使う」が基本
ボーナスを上手に使う人と、使い切ってしまう人の差は、たいてい「使う前に分けているかどうか」にあります。まとまったお金は、手元にあるとつい大きく使ってしまうものだからです。
そこで、受け取ったらまず用途ごとに分けるところから始めましょう。全部を「自由に使えるお金」として置いておくのではなく、最初に貯める分と備える分を取り分けておく。たったこれだけで、残り方が大きく変わります。まとまったお金ほど「まだ余裕がある」と感じやすく、気づけば手元から消えているということが起こりがちだからです。先に分けておけば、その心配はぐっと小さくなります。
ボーナスは金額が大きいぶん、勢いで使いやすいお金です。受け取ったら先に「貯める・備える」を取り分け、残りを楽しみに使うと、後悔しにくくなります。
使う・貯める・備えるの3つに分ける
ボーナスの使い道は、大きく3つの役割に分けて考えると整理しやすくなります。それぞれの割合は家庭によって違ってよく、きっちり決める必要はありません。
ボーナスを分ける3つの役割
- 使う分(欲しいもの・体験など、自分への楽しみ)
- 貯める分(将来のために手をつけずに残すお金)
- 備える分(家電の買い替えや帰省など、近いうちの大きな出費)
この3つに分けておくと、「楽しみに使うのはここまで」という線が引けます。とくに「備える分」を用意しておくと、急な大きい出費があっても貯金を崩さずに済みます。割合は、まず貯める分と備える分を先に取り分け、残りを使う分に回すと考えると分かりやすいでしょう。
使い道の優先順位は5つの順番で決まる
3つに分ける前に、もう少し細かい順番を知っておくと迷いが減ります。上から順に考えて、足りているところは飛ばして次へ進む。この進め方にすると、「何を我慢するか」ではなく「どこまで進んだか」で判断できます。
| 順番 | 何に回すか | たとえば |
|---|---|---|
| 1 | 生活防衛費 | 急な出費に備えて手元に置くお金 |
| 2 | 残高のある借り入れ | 残っている返済を軽くする |
| 3 | 特別費の前払い | 年払いの保険料・車の税金・帰省費 |
| 4 | 自己投資 | 資格の受験料・仕事の道具・歯の治療 |
| 5 | 楽しみ | 欲しいもの・旅行・外食 |
1番目の生活防衛費は、仕事を休んだときや急な修理が出たときに、借りずにしのぐためのお金です。まだ手元にまとまったお金がないなら、ここが最初になります。目安の金額は暮らし方によって変わるので、まずは生活費の1か月分を置くところから考えると現実的です。
2番目は残高のある借り入れです。利息や手数料は残高に対してかかるので、残高が減れば毎月の負担も軽くなります。ただし繰り上げて返せるか、手数料がかかるかは契約ごとに違います。手続きの前に、契約先の案内をご確認ください。
3番目の特別費の前払いが、意外といちばん効きます。年払いの保険料、車の税金や車検、帰省の交通費、子どもの進級にかかる費用。これらは月々の生活費からは出しにくい金額で、忘れていると毎回貯金を崩すことになります。たとえばボーナスの手取りが30万円で、年内に出ていく特別費が合計8万円あると分かっているなら、その8万円を先に別の場所へ移しておく。それだけで、あとの数か月が静かになります。
4番目の自己投資は、資格の受験料、仕事で使う道具、先延ばしにしていた歯の治療や健康診断など、後から効いてくる出費です。月々の家計では手が出しにくいぶん、まとまったお金が入ったときのほうが踏み出しやすくなります。
5番目が楽しみです。1から4を通ったあとに残った金額なら、迷わず使えます。順番を先に決めておくことの良さは、我慢が増えることではなく、使うときに後ろめたさが消えることにあります。
貯金の割合は、使う・貯める・備えるの枠を決めてから考える
貯金にまわす割合に、ひとつの正解はありません。住まいの状況や家族構成、その年の予定によって、ちょうどよい割合は変わります。生活や楽しみを削りすぎない範囲で、続けられる割合にするのが現実的な落としどころです。手取り額別の配分例や、よく使われる割合の考え方はボーナスは何割貯金する?手取り別の目安と配分の決め方でくわしく扱っています。
後悔しやすい使い方は3つある
翌年に「去年は失敗した」と振り返りやすいのは、次の3つです。
ひとつめは、受け取る前に使い道を決めてしまうことです。ボーナスは金額が年によって変わります。支給額からは税金や社会保険料が引かれるため、手元に入る金額は額面より少なくなります。引かれる額は人それぞれなので、振込額を見てから配分を決めるほうが安全です。先に買う物を決めてしまうと、足りない分をカードや貯金から埋めることになります。
ふたつめは、毎月の生活費の穴埋めに使うことです。毎月赤字で、その分をボーナスでならしている状態だと、月々の家計はいつまでも整いません。今年のボーナスで埋めれば今年はしのげますが、来年も同じ金額が出るとは限りません。穴埋めが2年続いたら、埋めるのをやめて固定費の側を見直すサインです。
みっつめは、次のボーナスをあてにして支払いを後ろに延ばす買い方です。支払いが先に延びるぶん、その時点では楽に見えます。ただし次の支給額は確定していないので、金額が減ったときに支払いだけが残ります。大きな買い物は、いま手元にある金額の範囲で決めるほうが気持ちが楽です。
使い道を記録して翌年に活かす
ボーナスを何に使ったかを記録しておくと、翌年の使い道を考えるときの大きなヒントになります。「去年は使う分が多すぎたな」「備える分が足りなかったな」と振り返れるからです。
家計簿アプリには、収入として「賞与」を記録できる項目があります。ボーナスを記録し、そこからの大きな支出を「特別費」として分けておけば、ふだんの月々のやりくりと混ざらず、後から見返しやすくなります。支出をカテゴリ別に振り返る方法は、支出管理アプリで毎日のムダ遣いを見える化する方法も参考になります。
アプリで使い道を見える化する
ボーナスの使い道を整えるなら、「分けた枠」と「実際に使った額」が見えると安心です。シンプル家計簿なら、支出を手入力で記録するだけで、今月の支出やカテゴリ別グラフが自動でまとまります。
固定費・変動費・特別費の3分類があるので、ボーナスからの大きな買い物は特別費として分けて管理できます。月々のやりくりと区別して見られるのが便利な点です。気になる方はアプリを無料で試して、まずは身近な支出をひとつ記録してみてください(アプリ内課金あり)。
まとめ
ボーナスの使い道は、「使う・貯める・備える」の3つに分けてから使うのが基本です。細かく迷うときは、生活防衛費、借り入れの残高、特別費の前払い、自己投資、楽しみという順番で上から考えていくと決まります。金額を見る前に使い道を固めない、毎月の赤字の穴埋めに回し続けない、次の支給額をあてにしない——この3つを避けるだけでも後悔は減ります。使い道を記録して翌年に活かせば、ボーナスとの付き合い方は年々上手になっていきます。
よくある質問
ボーナスはどんな割合で使うのがいいですか?
ボーナスの使い道は、どんな順番で決めればいいですか?
ボーナスを使い切ってしまいます。どうすれば残せますか?
ボーナスで高い買い物をしてもいいですか?
ボーナスは生活費の補填に使ってもいいですか?
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