光熱費 平均
光熱費の平均はいくら?世帯人数別・季節別の目安と我が家との比べ方
光熱費(電気・ガス・水道)の平均額を世帯人数別・季節別の目安でまとめました。平均より高いときの見方、我が家の水準を判断する基準、記録して比べるコツを解説します。
光熱費の平均は、一人暮らしで月1万〜1万3,000円前後、二人世帯で月1万8,000〜2万2,000円前後が一般的な目安です。ただし季節による変動が大きいため、1か月ぶんの請求額と平均を見くらべても、高いか安いかは判断できません。
このページでは、世帯人数別・季節別の目安を整理したうえで、平均より高いかどうかを年単位で判断する手順、平均と比べても意味がないケース、そして比べるための記録のしかたを紹介します。
世帯人数別の光熱費の目安
総務省の家計調査などをもとにした、年間をならしたひと月あたりの目安は次のとおりです。
| 世帯人数 | 電気代 | ガス代 | 水道代 | 合計の目安 |
|---|---|---|---|---|
| 一人暮らし | 6,000〜8,000円 | 3,000〜4,000円 | 2,000〜2,500円 | 約1万〜1万3,000円 |
| 二人世帯 | 1万〜1.2万円 | 4,500〜5,500円 | 4,000〜4,500円 | 約1万8,000〜2万2,000円 |
| 三人世帯 | 1.2万〜1.4万円 | 5,000〜6,000円 | 5,000〜6,000円 | 約2万2,000〜2万6,000円 |
| 四人世帯 | 1.3万〜1.5万円 | 5,000〜6,000円 | 5,500〜6,500円 | 約2万3,000〜2万7,000円 |
水道代は2か月に一度の請求が一般的なので、上の表では月あたりに換算しています。家計簿につけるときは、請求が来た月にまとめて記録して構いません。
上の金額は年間をならした目安です。実際には夏と冬に大きく上がり、春と秋に下がります。1か月だけを取り出して平均と比べても、正しい判断はできません。
季節でどれくらい変わるのか
光熱費でもっとも大きい変動要因は季節です。冷暖房を使う月とそうでない月では、電気代が1.5〜2倍近く変わることも珍しくありません。
- 冬(12〜2月):もっとも高くなる時期。暖房に加え、給湯の使用量も増えるためガス代も上がります
- 夏(7〜9月):冷房で電気代が上がる一方、給湯の使用が減るためガス代は下がります
- 春・秋(3〜6月、10〜11月):冷暖房がほぼ不要で、年間でもっとも低くなります
つまり、12月の光熱費を年間平均と比べても意味がありません。比べるなら前年の同じ月です。
平均より高いか判断する3ステップ
1か月ぶんの請求額を平均と見くらべても、答えは出ません。季節の差が大きすぎるからです。年単位にならして初めて、上の目安と同じ土俵に乗ります。
- 1年分の請求額を合計する:電気・ガス・水道の12か月ぶんを足します。通帳の記録、金融機関のアプリの明細、検針票のどれを使っても構いません。水道が2か月ごとの請求なら、届いた6回分をそのまま合計します。
- 12で割って月あたりに直す:季節の山と谷をならした「わが家の月平均」が出ます。冬の請求額だけを見ていたときの印象とは、たいてい違う数字になります。
- 世帯人数の行と見くらべる:上の表で自分の世帯人数の行を見ます。目安の幅に収まっていれば、気にしなくて大丈夫です。
1年分がまだそろっていなければ、手元にある月数で合計して、その月数で割れば近い値が出ます。ただし冬だけ、夏だけの数か月では偏るので、春か秋を含めた半年分はほしいところです。
ここで出した月平均は、平均と見くらべるためだけの数字ではありません。来年も同じ計算をすれば、去年の自分と比べられます。1年に1回、家計の定期健診のようなつもりで出しておくと役に立ちます。
平均と比べても意味がないケース
平均を上回っていても、次のような条件があれば自然なことです。
- 寒冷地・積雪地域に住んでいる
- オール電化住宅(ガス代がゼロのぶん電気代が高い)
- 在宅勤務などで日中の在宅時間が長い
- 木造・築年数が古いなど、断熱性能が高くない住まい
なかでもオール電化の住まいは、比較がとくに成り立ちません。ガス代の欄が空になるぶん、電気代だけが目安よりずっと高く出ます。電気代単体で見くらべると必ず「高い」という結果になるので、見るなら光熱費の合計です。
在宅勤務も同じです。日中ずっと家にいれば、冷暖房と照明が平日の昼も動きます。これまで職場で使われていた電気が家に移っただけなので、光熱費は上がって当然です。通勤にかかっていたお金が減っているなら、家計全体としては悪い変化ではありません。
地域差も小さくありません。暖房が必要な期間が地域によって月単位で違うため、同じ暮らしをしていても年間の金額は変わります。住んでいる地域の気候が全国の平均像とかけ離れているなら、全国平均ではなく自分の前年を基準にしてください。
平均は、こうした条件をすべて平らにならした数字です。ですから、判断の基準にすべきなのは平均との差ではなく、わが家の前年同月からの増減です。
前年と同じ水準なら、平均より高くても問題ではないことがほとんどです。逆に、前年より2割以上増えていれば、使い方か契約内容に変化があったサインです。
比べるためには記録がいる
前年同月と比べるには、当然ながら1年ぶんの記録が必要です。光熱費は月に一度しか金額が分からないため、記録がないと比較のしようがありません。
記録するときのポイントは2つだけです。
光熱費を記録するときの2つのルール
- 「光熱・水道」というひとつのカテゴリにまとめる(分類で迷わない)
- 記録するタイミングを統一する(検針票が届いた日、または引き落とし日)
電気・ガス・水道を細かく分けたくなりますが、最初はまとめてしまって構いません。合計の推移が見えれば、増えた月に「どれが増えたのか」を請求書で確認すれば済みます。
12か月をためるコツは、記録を思い出してやる作業にしないことです。検針票や請求のお知らせが届く日は毎月だいたい同じなので、その週に通知が届くようリマインダーを設定しておけば、考えずに手が動きます。1か月に1回・10秒ほどの作業なので、忘れない仕組みさえあれば続きます。
1年たつと、月ごとの金額が並んだ推移が手に入ります。ここで初めて、自分の家の山がどの月にあるかが分かります。冬のピークが1月なのか2月なのかは家によって違うので、「この月はいつもより5,000円ほど上がる」と分かっていれば、その前の月から少し多めに残しておく、といった備え方ができます。平均の表を眺めるより、こちらのほうがずっと実用的です。
電気代だけをくわしく管理したい方は、電気代を家計簿で管理する方法を参考にしてください。
高いと感じたときの見直し順
記録を続けて「やはり高い」と判断できたら、次の順番で見直すとムリがありません。
- 使い方:エアコンの設定温度、フィルターの掃除、待機電力、照明のLED化
- 契約プラン・アンペア数:今の暮らしに合っているかを電力会社・ガス会社の公式情報で確認する
- 設備:古い家電の買い替え、断熱シートやカーテンの活用
使い方の工夫は今日から始められ、契約の見直しは一度整えれば効果が続きます。具体的な節約方法は光熱費の節約方法まとめでくわしく紹介しています。
シンプル家計簿での管理例
シンプル家計簿では、光熱費を「光熱・水道」カテゴリに手入力で記録すると、月ごとの推移がグラフで確認できます。請求のお知らせが届いたら金額を入力するだけなので、月に1回・数秒の習慣で続けられます。
入力の手順はいつも同じです。ホームの「支出を入力」を押して、金額を打ち、カテゴリは「光熱・水道」を選びます。支出タイプは「固定費」、口座は引き落とし先にしている銀行口座を選べば終わりです。日付は「請求のお知らせが届いた日」など、自分の中で決めたルールにそろえておきます。電気・ガス・水道を分けて入れるなら、メモに「電気」「ガス」「水道」と書き分けておくと、1年後に見返したときにどれがいくらだったか分かります。
光熱費は毎月必ず発生するため、固定費として整理しておくと予算が組みやすくなります。シンプル家計簿では固定費・変動費・特別費に分けられるので、生活費全体の中での位置づけも把握しやすくなります。12か月ぶんがたまったら、取引のCSVを書き出して表計算ソフトで並べることもできます。書き出しは無料の範囲でできるので、年に1回の振り返りに使えます。
無料で始められます(広告表示あり・アプリ内課金あり)。アプリをダウンロードして、直近の請求額をひとつ記録するところから始めてみてください。
まとめ
光熱費の平均は一人暮らしで月1万〜1万3,000円前後、二人世帯で月1万8,000〜2万2,000円前後が目安ですが、季節・地域・住まいの条件で大きく変わります。平均と見くらべたいなら、1年分を合計して12で割り、世帯人数の行と照らし合わせてください。それでも、オール電化や在宅勤務、寒冷地といった条件があれば平均との差に意味はありません。頼りになるのはわが家の前年同月との比較だけです。そのためには記録が必要なので、まずは今月の請求額をひとつ、家計簿に残すところから始めましょう。
よくある質問
光熱費の平均はいくらくらいですか?
光熱費に水道代は含まれますか?
平均より高い場合、家計に問題があるということですか?
光熱費はいつ家計簿に記録すればいいですか?
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