電気料金 見直し
電気料金の見直し手順|プラン・アンペア・使い方の順で確認する
電気料金が高いと感じたときの見直し手順を解説。契約プランとアンペア数の確認、季節による変動の見分け方、使い方の工夫まで、効果の大きい順にまとめました。
電気料金の見直しは、契約プラン → 契約アンペア → 使い方の順で確認すると効率よく進みます。使い方の工夫から始める人が多いのですが、契約が今の暮らしに合っていないと、どれだけ節電しても基本料金の部分は下がりません。
このページでは、見直しの手順を効果の大きい順に整理し、あわせて「高くなった原因が使いすぎなのか、単価なのか」を切り分ける方法も紹介します。
手順0:検針票から3つの数字を確認する
見直しの前に、現状を把握します。検針票(電気ご使用量のお知らせ)または電力会社のマイページで、次の3つを確認してください。
最初に確認する3つの数字
- 契約プラン名(従量電灯B、時間帯別プランなど)
- 契約アンペア数(またはkVA)
- 今月の使用量(kWh)と、前年同月の使用量
多くの方が、請求金額しか見ていません。しかし金額だけを見ても、高い理由が使いすぎなのか契約が合っていないのかを切り分けられません。この3つが分かれば、次にやることが決まります。
前年同月とくらべて、kWhがほぼ同じなのに金額が上がっているなら、原因は使い方ではなく単価や調整額の側にあります。逆にkWhが増えているなら、使い方が変わったサインです。
手順1:契約プランが暮らしに合っているか
電気料金のプランには、いつ使っても単価が同じタイプと、時間帯によって単価が変わるタイプがあります。
- 在宅時間が日中に多い(在宅勤務、小さな子どもがいる家庭など)→ 夜間が安い時間帯別プランは不利になることがあります
- 日中はほぼ留守で夜に使う→ 時間帯別プランが向く場合があります
- オール電化住宅→ 専用プランが用意されていることが多く、一般プランのままだと割高になることがあります
生活パターンが変わったのにプランを変えていない、というケースは珍しくありません。引っ越し、転職、在宅勤務の開始などがあった方は、一度確認する価値があります。
手順2:契約アンペアが大きすぎないか
契約アンペアに応じて基本料金が決まる料金体系の場合、アンペアを下げれば使わなくても毎月かかるお金が下がります。効果が毎月続くという点で、節電よりも確実な見直しです。
ただし、同時に使える電力の上限も下がります。目安は次のとおりです。
| 契約アンペア | 向いている世帯 |
|---|---|
| 20〜30A | 一人暮らし。同時に使う家電が少ない |
| 30〜40A | 二人世帯。エアコン1台+調理家電程度 |
| 40〜50A | 三〜四人世帯。エアコン複数台 |
| 50〜60A | 家電が多い世帯・オール電化 |
エアコン・電子レンジ・ドライヤー・IHを同時に使うとブレーカーが落ちる可能性があるため、下げるときは余裕を見てください。また、基本料金がアンペアに連動しない料金体系もあります。ご自身の契約がどちらかは、電力会社の公式案内でご確認ください。
手順3:使い方を見直す
契約を整えたら、使い方の工夫です。効果が出やすい順に並べると次のようになります。
- エアコンの設定温度と運転:冷房を1度上げる、暖房を1度下げる。つけっぱなしとこまめな入切は、外出時間の長さで使い分ける
- フィルター掃除:目詰まりすると効率が落ちます。2週間に一度が目安
- 待機電力:使っていない家電のプラグを抜く、電源タップでまとめて切る
- 照明:長時間つける場所からLEDに替える
- 給湯・冷蔵庫:冷蔵庫の設定を「強」から「中」に、詰め込みすぎを避ける
使い方の工夫は今日から始められますが、効果は契約の見直しほど大きくありません。だからこそ、契約→使い方の順番が大事です。
手順4:電力会社の切り替えを検討する場合
切り替えを検討するなら、**直近12か月の使用量(kWh)**を手元に用意してください。マイページからダウンロードできることが多いです。
そのうえで、各社の公式サイトのシミュレーションに入力して比較します。使用量が多い世帯ほど差が出やすい傾向はありますが、条件によっては割高になることもあります。解約金や契約期間の縛りの有無もあわせて確認してください。
なお、当サイトでは特定の電力事業者をおすすめすることはしていません。判断はご自身の使用量と公式の情報にもとづいて行ってください。
見直しの効果は「記録」でしか確認できない
見直しをしても、効果を確認できなければ続きません。電気料金は月に一度しか金額が分からないため、記録がないと「安くなったのか、季節のおかげか」を区別できないのです。
比べるべきは前月ではなく、前年の同じ月です。電気料金は季節で大きく動くので、前月比では「冬が来たから増えた」だけでも失敗のように見えてしまいます。
シンプル家計簿では、電気料金を「光熱・水道」カテゴリに手入力で記録すると、月ごとの推移をグラフで確認できます。請求のお知らせが届いたら金額を入力するだけなので、月1回・数秒の習慣で続けられます。固定費として整理しておけば、他の固定費とあわせた見直しにも使えます。
無料で始められます(広告表示あり・アプリ内課金あり)。アプリをダウンロードして、まずは直近の請求額を記録してみてください。記録のしかたは電気代を家計簿で管理する方法、他の固定費とあわせた見直しは固定費の見直し方を参考にしてください。
まとめ
電気料金の見直しは、契約プラン → 契約アンペア → 使い方の順で進めるのが効率的です。まずは検針票でプラン名・アンペア数・使用量(kWh)の3つを確認しましょう。金額ではなく使用量で前年と比べることで、原因が使いすぎなのか単価なのかを切り分けられます。見直したあとは記録を続けて、来年の同じ月と比べてみてください。
よくある質問
電気料金の見直しは何から始めればいいですか?
アンペア数を下げると電気代は安くなりますか?
電気料金が去年より高いのですが、使いすぎでしょうか?
電力会社を切り替えたほうが安くなりますか?
関連する記事
記事一覧光熱費の平均はいくら?世帯人数別・季節別の目安と我が家との比べ方
光熱費(電気・ガス・水道)の平均額を世帯人数別・季節別の目安でまとめました。平均より高いときの見方、我が家の水準を判断する基準、記録して比べるコツを解説します。
電気代を家計簿で管理する方法|電気料金の平均目安と記録のコツ
電気代(電気料金)を家計簿でどう管理するかを解説。固定費・変動費どちらに入れるか、世帯人数別の平均の目安、前年同月と比べる記録のコツまでまとめました。