「貯金の平均は、年代や世帯構成によって大きく変わるため、ひとつの目安として見るのが大切です。」気になる数字ではありますが、平均はあくまで他人の合計をならしたもの。自分の家計に当てはめる前に、まずは落ち着いて受け止めましょう。
このページでは、貯金の平均をどう参考にすればよいか、そして平均に振り回されずに自分の家計を整える考え方を、やさしく整理します。具体的な金額は調査の年や対象によって変わるため、最新の数値は公的機関の公表資料をご確認ください。
貯金の平均は「幅」で見る
貯金の平均額は、よくニュースや調査で話題になります。ただ、ひとつの数字だけを取り出して「これが普通」と考えるのは早合点です。
実際には、貯蓄がほとんどない世帯から、まとまった額を持つ世帯まで大きな幅があります。平均はその全体をならした数字にすぎません。同じ平均でも、その内側には収入も家族構成もまったく違う人たちが含まれています。だからこそ、ひとつの数字を見て「自分は足りない」と決めつけるのは早計です。
平均は一部の貯蓄が多い世帯に引き上げられやすく、実感より高く出ることがあります。そのため「中央値(ちょうど真ん中の人の額)」もあわせて見ると、より実態に近い目安がつかめます。どちらも参考値であり、守るべき基準ではありません。
年代で事情が変わるのは自然なこと
貯金額は、年代によって背景が大きく異なります。たとえば次のような違いがあります。
- 20代:収入が上がる前で、貯蓄を始めたばかりの時期
- 30〜40代:住宅や教育など、出ていくお金が増えやすい時期
- 50代以降:支出が落ち着き、貯蓄に回しやすくなる人もいる時期
つまり、年代ごとの平均が違うのは当たり前です。ライフステージによってお金の使い道が変わるため、「同じ年代の平均と比べて多い・少ない」だけで一喜一憂する必要はありません。大切なのは、自分の暮らしに合ったペースを見つけることです。
平均より大切なのは「自分の収支」
平均を知ることには意味がありますが、もっと役立つのは自分自身の家計を把握することです。家賃も収入も家族構成も人それぞれなので、他人の平均がそのまま当てはまるわけではありません。
まずは、毎月いくら入って、いくら出ていき、いくら残っているかを見えるようにしましょう。これが分かると、「ムリなく月いくら貯められそうか」が現実的に見えてきます。記録の始め方は、家計簿の付け方を初心者向けに解説でくわしく紹介しています。
貯金は、平均に追いつくことを目標にすると、かえって苦しくなりがちです。他人の数字に合わせようと無理をすると、長続きせず、途中で嫌になってしまいます。それよりも、先月の自分より少しでも残せたか、を基準にするほうが現実的です。月に数千円でも、続けば一年で数万円になります。小さな積み重ねを自分のペースで続けることが、結果的にいちばん確実な近道です。
現状把握から貯金の習慣へ
「貯金を増やしたい」と思ったとき、最初の一歩は意気込みではなく、現状を知ることです。支出を記録して見える化すると、ムダに気づいたり、先取りで残せる金額が分かったりします。
シンプル家計簿なら、支出を手入力で記録するだけで、今月の支出や残り予算が自動でまとまります。貯金に回した分を収入として記録しておけば、積み上がっていく様子も振り返れます。続けやすい記録の工夫は簡単な家計簿で見える化する方法も参考になります。まずはアプリを無料で試すところから始めてみましょう(アプリ内課金あり)。
まとめ
貯金の平均は、家計を考えるうえでの参考にはなりますが、年代や暮らし方で事情は大きく変わります。平均に振り回されず、まずは自分の収支を把握することが、ムリのない貯金への近道です。あくまで目安として受け止め、自分の家計に合ったペースで一歩ずつ進めていきましょう。
よくある質問
貯金の平均額はどこを見ればわかりますか?
平均と中央値はどちらを参考にすべきですか?
平均より貯金が少ないと不安です。どうすればいいですか?
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