「手取りからの生活費の割り振りは、固定費・変動費・貯金の3つに分けて考えるのが基本です。」実際に使えるお金、つまり手取りを起点にすると、ムリのない配分が見えてきます。額面ではなく手取りで考えるのが、家計を整える第一歩です。
このページでは、手取り収入から生活費をどう割り振ればよいか、続けやすい配分の考え方を、やさしく解説します。なお紹介する割合は一般的な目安で、適した配分は暮らしによって変わります。
まず「手取り」を基準にする
生活費を考えるとき、つい額面の給与で計算しがちですが、実際に使えるのは税金や社会保険料が引かれたあとの手取りです。
額面で配分すると、引かれる分を見落として「お金が足りない」となりがちです。給与明細や振り込み額で手取りを確認し、その金額を起点に割り振っていきましょう。家計を見える化する考え方は、家計簿とは?毎日のお金を見える化する基本もあわせてどうぞ。
固定費・変動費・貯金に分ける
手取りを把握したら、大きく3つに分けて考えます。この3分類が、割り振りの土台になります。
| 区分 | 主な中身 | 割り振りのコツ |
|---|---|---|
| 固定費 | 家賃・通信・保険 | 毎月ほぼ一定。先に差し引く |
| 貯金 | 先取りの積み立て | 残りからでなく先によける |
| 変動費 | 食費・日用品・娯楽 | 残った範囲でやりくり |
ポイントは、固定費と貯金を先に確保することです。「余ったら貯金」ではなかなか残らないため、貯金を先取りし、残ったお金で変動費をやりくりする形にすると、自然とお金が残ります。手取りから固定費と貯金を引いた残りが、その月に自由に使えるお金です。この「使っていい金額」がはっきりすると、買い物のたびに迷いにくくなり、月末の不安も減ります。
変動費の中でも、食費・日用品・娯楽などをざっくり分けて上限を決めておくと、どこで使いすぎたかが後から分かりやすくなります。最初から細かく決める必要はありません。まずは「自由に使えるお金」の総額を意識し、その範囲に収まっているかを月末に確認するところから始めれば十分です。
給料日に貯金分を別によけておくと、最初から「無いお金」として扱えます。使ったあとの残りを貯めようとするより、ずっとムリなく続きます。少額からで十分です。
割合はあくまで目安
「住居費は手取りの3割」「貯金は2割」といった割合の目安はよく紹介され、配分を考える出発点になります。ただし、これは一般的な参考値にすぎません。
家賃の相場は地域で大きく違い、家族構成によっても適した配分は変わります。目安どおりにいかなくても、全体のバランスが取れていれば問題ないことも多いものです。割合に縛られすぎず、自分の暮らしに合うかを基準に考えましょう。たとえば手取りが少なめのうちは、貯金の割合を無理に高くせず、まず固定費を軽くすることを優先したほうが続けやすいこともあります。配分は一度決めたら固定するものではなく、収入や暮らしが変わるたびに見直していくものと考えると、気持ちが楽になります。
割り振ったあとは記録で確認する
配分を決めたら、実際にそのとおりに使えているかを確認することが大切です。割り振りっぱなしだと、気づかないうちに変動費が膨らんでいることもあります。
そのためには、支出を費目ごとに記録するのが近道です。費目の分け方は家計簿の項目は何に分ける?を参考にしてください。シンプル家計簿なら、支出を手入力で記録するだけで、今月の支出・残り予算・カテゴリ別グラフが自動でまとまります。固定費・変動費・特別費の3分類でも管理できるので、割り振りどおりに使えているかが一目で分かります。まずはアプリを無料で試して、今月の配分を組んでみましょう(アプリ内課金あり)。
まとめ
手取りからの生活費の割り振りは、固定費・変動費・貯金の3つに分け、固定費と貯金を先に確保するのが基本です。よく紹介される割合はあくまで目安なので、自分の暮らしに合わせて調整しましょう。配分を決めたら記録で確認し、実態に合った形に整えていくことが、ムリのない家計づくりにつながります。